まるで忘れかけていた想い出のように、官能的な響きが眠っていた本能を刺激するクラブ・ジャズ
その歴史的な名ユニット、キョ−ト・ジャズ・マッシヴは沈んでいた感性を燃やし尽くしてくれます。
  これは夢?、それとも奇跡?、それともJAZZが帰結すべき当然の結果なのでしょうか。



 

遠い昔に忘れ去っていたしなやかな情念の覚醒。 それは、まだ私達の求めていた音楽がこの世界に存在することを意味します。 だからこそ、キョ−ト・ジャズ・マッシヴは煌めきながら触発する。 彼らの創造する音楽−クラブ・ジャズは私達の深層心理の奥深くにまで届いて、今までになかったような新鮮な世界を見せてくれるのです。 もしかしたら、多くの人たちが−特に古くからジャズの洗礼を受けてきたような人々は−クラブ・ジャズの存在さえ認めたがらないのかもしれない。 それは、1960年代の後半にプログレッシヴ・ロックが初めて登場して来た時の状況によく似ています。 両者の間に僅かながらに相対性がないとしたら、時代によって培われた感覚の差異ぐらいでしょうか。 キョ−ト・ジャズ・マッシヴが確立した類稀ないクラブ・ジャズは、静かに私達の感性を征服していきました。 情熱的で知的なパッション、そして、幻のような現実と現実のような幻。 魂を揺さぶる重低音と、研ぎ澄まされた感性によって生み出される素晴らしい旋律。 それらは世界をもリ−ドする先進的な日本のクラブ・ジャズのシ−ンにおいてさえ、ひときわ閃光のように輝いていました。 1994年にデビュ−して伝説のユニットとなったキョ−ト・ジャズ・マッシヴは、数組のア−ティストの集合体にも関わらず、そのコンセプトに違和感のない調和した空気が流れています。 まるで、数十年も続いている古いバンドのように。 とても、コンピレ−ション・アルバムとは思えないほど底辺を流れ行く一貫した空気。 それは各々のア−ティストが、キョ−ト・ジャズ・マッシヴの核となるべきジャスや思想を理解しているからに他ならないからでしょう。         

  キョ−ト・ジャズ・マッシヴ

日本のクラブ・ジャズ黎明期に登場したキョ−ト・ジャズ・マッシヴは、行詰りながら混迷するジャズの時代を覚醒させました。 迷走した80年代を越え、新たな希望に満ちた90年代は何か革新的なものを期待する状況が生まれていたのです。 それは、ジャズが急速に進化した1960年代の夢を再び演じてくれるような想いがありました。 さて、記念すべきデビュ−アルバムを発売したレ−ベルはあのフォ−・ライフ。 フォ−・ライフって90年代まであったんですね。 ちょっと意外な気がしますが、この頃の社長って一体誰だったのでしょう。 さて、そんなことはさておき、キョ−ト・ジャズ・マッシヴは、このデビュ−アルバムに於いて艶っぽくて官能的なビ−トを確立いたします。 いわくクラブジャズ系の艶っぽさとは一寸違う音の色気に溢れた旋律なんですね。 ジャケットもセクシ−で大変宜しい。 やはりJAZZはセクシ−でなくっちゃね。   







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