[PR]500000円と車プレゼント:今なら無料で現金と新車が当たる大抽選!





青い空と眩しく輝く夏、そして爽やかなハ−モニ−の代名詞。 そう、それがビ−チボ−イズなのです。 多くの人の心には彼らのことが1960年代の想い出として残り続けていることだと思います。 しかし、それは彼らの本質を見失ってしまうことになるのではないでしょうか。 何故ならビ−チボ−イズは1970年代に入ってからも数々の素晴らしい作品を届けてくれているからです。 傑作アルバム、ペットサウンズ以降は華やかな脚光を浴びることの無かった彼らの1960年代後半から1970年代前半までの足跡を追ってみたいと思います。 それはまさに懐かしい夏からの贈り物。 爽やかな潮風と共に。 




  フレンズ 1968年

正直言って私自身1970年当時はビ−チボ−イズのことを正当に評価していませんでした。 それは、少しばかり上の世代達の感傷に浸る対象か、夏の日のバックグラウンドミュ−ジックくらいにしか捉えてなかったのです。 確かにコ−ラス主体の音作りとシンプルな曲の構成は、当時の過激なロックから見ると非常に物足りなさを感じたことも事実なのですね。 言い訳になりますが彼らの作り出す独特な妙味と、奥の深い味わいが解かるには余りにも若すぎたと思います。 もし、サンフラワ−の中の名曲アド・サム・ミュ−ジック・トゥ・ユ−・ディに出会っていなかったら、今でもビ−チボ−イズの本当の素晴らしさを知らずに終わっていたかもしれません。 でも、私は幸運にもその歌に出会ってしまった。 それは神様に感謝したいくらいの素晴らしいことだったのです。 さて、このフレンズと題された1968年発売のアルバムはそんな彼らの大人びた雰囲気を充分に堪能させてくれる傑作でした。 シンプルにリゾ−ト地での午後を過すための音楽と捕らえても良いのでしょうが、軽やかな旋律のそこかしこには実に奥深いコンセプトが隠されています。 このたおやかな世界は、やがてはニック・デカロがイタリアン・グラフィテイで完成させるのですが、ビ−チボ−イズはその遥か以前にその豊かな感性で創り上げていたのですね。 これは特筆すべき才能と先見性だと思います。 一部ではブライアン・ウィルソンの迷いも感じられるのですが、少しばかりリラックスして音楽に接しようとする彼の姿は充分に共感できますし、その荘厳で静かな旋律こそ持ち味なのですから納得できます。 極めてシンプルであることは、ある意味では非常に密度の濃いことでもあるのですから。 ただブライアン・ウィルソンのその天才肌と繊細な感性がともすれば足かせになった事も事実です。 この時代の彼らはそんな危うい綱渡りを続けていたといえるでしょう。 商業的には惨敗した作品なのですがファンの間ではかなり評価の高いアルバムです。 ブライアン・ウィルソン自身もお気に入りの1枚と語っていましたね。

  20/20  1969年

突然に音楽への意欲を失ってしまったブライアン・ウィルソンと、何とか彼を立ち直らせようとするメンバ−の不安な心情が明確に現れている作品で、統一感が無く時代の流れに取り残されたような印象を受けます。 事実、アメリカではこの時期のブライアン・ウィルソンとビ−チボ−イズのことを過去のバンドとして位置付けていました。 もはや時代の寵児とは言えなかったのです。 栄光と挫折。 その命運は皮肉にもブライアン・ウィルソンの手に握られていたのですね。 また、感情の起伏の激しいブライアン・ウィルソンは、その天才的な才能ゆえにジレンマに落ち込んでしまうという落とし穴を幾つも抱えていました。 そんな最悪の状況でリリ−スされた本作ですが、アイ・キャン・ヒァ−・ミュ−ジックやドゥ−・イット・アゲイン、コットン・フィ−ルズ等の往年のビ−チボ−イズを髣髴とさせる佳曲も生まれています。 しかしながら、全体を見渡すと先程も述べたように他のメンバ−が各々持ち寄った作品はト−タル性に欠け、ペット・サウンズ、スマイリ−スマイルで見せてくれた先進的な彼らの姿はありません。 もともとビ−チボ−イズのコンセプトはブライアン・ウィルソンが担っていた訳ですから無理からぬ話でしょう。 非常に重苦しい1960年代最後の作品となってしまいましたが、この暗雲は次回作のサンフラワ−で見事に吹き飛ばされる事になります。

  サンフラワ− 1970年

おそらくはビ−チボ−イズの最高傑作であろうアド・サム・ミュ−ジック・トゥ・ユ−・ディ。 アコ−スティックで静かなイントロから次第にオ−プンハ−モニ−へと移り行く様は鳥肌が立つほどぞくぞくとさせられました。 旋律、ハ−モニ−、展開とどれをとってもこれほどの名曲はそうザラには見当たらないですね。 多くのビ−チボ−イズファンがやっと彼らが帰ってきてくれたと思ったことでしょう。 それ程の名曲だと思います。 ビ−チボ−イズをキャピトル時代で見放した人達はきっと後悔するに違いありません。 ディス・ホ−ル・ワ−ルドも力強さと美しさが同居したブライアンの名曲。 あの爽やかなビ−チボ−イズフレ−バ−がいいですね。 ティア−ズ・イン・ザ・モ−ニングではその余りの素晴らしさに、不覚にも涙さえ浮かべてしまいました。 待った甲斐があったというものです。 しかし、これらの名曲を含んだサンフラワ−は彼らの名作の1枚に数えられるべきアルバムなのですが、この時期のご多分に漏れず惨憺たるセ−ルスと評価に終わりました。 作品の質とセ−ルスは必ずしも一致しない事があるのですが、これほどの名作なのにという残念な気はいたします。 新しい時代を見据えて歩き始めたビ−チボ−イズの信念は、あのオ−プンハ−モニ−が戻ってきた事でも感じられました。 彼らは決して取り残されていなかった。 そんな存在感を示してくれた1枚でもあります。 また、このアルバムではブライアン・ウィルソン独りに頼ることをやめて、自立しようとする他のメンバ−の力強さが目に付くようになりました。 彼らが作曲した歌もブライアン・ウィルソンに負けず劣らず素晴らしい完成度を見せているのです。 ですから、初めてグル−ブとしてのバランスがとれた作品といってよいのかも知れません。 やはり彼らには太陽が似合うのです。 

  サ−フズ・アップ 1971年

音楽が急に襲ってきた。 重い花の永く曲がった茎のように。 なぜならそれは、生きたい喜びの最後のひとしずくまで持続させたいからだ。 アレン・ギンズバ−グのこの詩はまるでビ−チボ−イズのこのアルバムのために書かれたようなものです。 静寂と荘厳な響きに誘われて新しい世界が開けてくる。 底辺に流れている暗くて重い空気も、希望の明かりに支えられて行く先を照らしているのです。 もはやここにはブライアン・ウィルソンの幻影は見当たりません。 1971年のビ−チボ−イズは時代を完全に自分達の手中に取り戻した輝くばかりの自信に溢れていました。 ペットサウンズをやっと越えてしまった作品、それがこのサ−フズ・アップだったのではないでしょうか。 迷いから解放された時代。 リプライズ時代を総評するとそういうことになるでしょう。 表題作サ−フズ・アップを初めとして非常に完成度の高い曲が並び、この時代のプログレッシヴなバンドと比較しても遜色の無い資質が感じられます。 また、彼らはこのアルバムで初めてシンセサイザ−を使い、アンサンブルや曲の構成にも重点を置くようになりました。 そのひとつひとつのコンセプトが明確に外に対して向けられているのも特徴でしょう。 内面との葛藤に勝ったのです。 意外な事にブライアン・ウィルソンに代わって、カ−ル・ウィルソンが次第にその才能を開花して行ったのもこの作品からですね。 あらゆる意味に於いてタ−ニング・ポイントとなりえたのがこのサ−フズ・アップでした。 アルバム、スマイルをずっと引き摺りながら、そのアルバムに納める予定であったサ−フズ・アップを最後に持ってくることによって、彼らは完全に生まれ変わったといっても差し支えないでしょう。 1966年作られた原曲に手を加え現代風なアレンジをしたとはいえ、このサ−フズ・アップはなかなかの先進性に彩られた傑作です。 ブライアン・ウィルソンと鬼才ヴァン・ダイク・パ−クスとの競作ですが、1971年という最先端の時代においてさえ新しい輝きを放っています。 名作とは何時の時代でもそういうものなのでしょう。

 カ−ルとパッションズ 1973年

はたしてこのアルバムをビ−チボ−イズのアルバムと呼んでいいものかどうか。 私の持っているアメリカ輸入盤のアナログ・ディスクでは、何とペットサウンズとカプリングされた2枚組になって発売されていました。 クレジットもビ−チボ−イズ-ペットサウンズ&カ−ルとパッションズ-ソ−・タフとなっているのです。 もしかすると、最初からビ−チボ−イズとしてリリ−スするつもりがなかったのかもしれません。 何故なら、アルバム・ジャケットの表側のデザインが、先程のオリジナル盤はビ−チボ−イズとしてのクレジットがなくてカ−ルとパッションズ-ソ−・タフとだけ書いてあるのです。 何も知らない人が見たらきっとカ−ルとパッションズというグル−プの作品だと思ってしまうでしょう。 ちなみにカ−ルとパッションズというのはビ−チボ−イズがデビュ−前に使っていた名前の1つ。 アルバムの裏側はもちろんペットサウンズの仕様になっています。 何でまたこの時期にこんなリリ−スの仕方をと疑問になりますが、ブライアン・ウィルソンとデニス・ウィルソンがレコ−ディングに殆ど参加しなかったという事情があって、従来の彼らのサウンドからは随分とかけ離れた出来上がりになっていたからなのかもしれません。 まさしく、カ−ル・ウィルソンが独りで奮闘し、黒人メンバ−を加えて創り上げたアルバムだったのです。 その名の通りカ−ルとパッションズという訳ですね。 マ−セラなどの佳曲もあり、違った意味で聴き通すとなかなか味のあるアルバムなのですが、ビ−チボ−イズのアルバムとして期待すると落胆してしまうかもしれません。 

  オランダ 1973年

ジャケットの美しさはビ−チボ−イズの歴代のアルバムの中でもフレンズと並んで双璧であると思います。 まるで絵画のような写真。 セピア色で統一された水辺に映える小船が、ヴァン・ゴッホを輩出した芸術の都らしい趣で描かれていましたね。 彼らの本拠地であるロサンゼルスから、遥かなオランダまで出かけていってレコ−ディングされたのですが、このこと自体彼らが置かれていた当時の閉鎖的な状況を表していると言えるでしょう。 アルバムの雰囲気も爽快なカリフォルニアの空とはとても行かず、全体的に霧のかかったような印象を受けます。 しかし、前作カ−ルとパッションズと決定的に違っているのはグル−プとして機能させようとする意図が見えるということ。 ビ−チボ−イズがオランダの息吹を伝えようとしたのだと考えると、また新たな心地よさも感じ取れます。 落ち着いた爽快さとでもいえるでしょうか。 しかしながら、相変わらずブライアン・ウィルソンは病的な状況から脱しきれておらず、カ−ル一人が孤軍奮闘している感があります。 そんな中でシングルヒットしたセイル・オン・セイラ−だけは往年のブライアン・ウィルソンらしい煌めきを見せてくれました。 しかし、それはあくまでも気まぐれな煌めきだったのです。 この時期のブライアンの鬱病はかなり酷かったようですね。 オリジナル盤にはEPレコ−ドが付いており、これにはブライアン・ウィルソンの寓話的な作品も収められていました。 リプリ−ズ時代の作品はほとんど再発されなかったので、私はこのアルバムを大変探し回った記憶があります。 中古レコ−ド屋さんを巡って探し当てたのは発売から数年くらい経ってからの事でした。 発売当時はそんなに素晴らしいアルバムだとは思っていなかっのですね。 しかし、静かになりたい時に一人佇みながら聴いていくと、グッと来るような不思議な魅力があると思います。 私はジャケットの美しさも相まって結構お気に入りの1枚です。





[PR]田丸麻紀さん愛用ダイエット:大人気サプリメント!注文殺到中です