


映画のひとつの表現方法としてロ−ド・ム−ビ−と呼ばれるジャンルがあります。 旅を主題として様々な人生が描かれる訳ですが、それは、まるで何かを振り払うかのような明日への逃避行なのかもしれません。 人は様々な人生の局面に於いて、生きることがそれぞれの旅であり、流離いでもあり、逃走でもあるのです。 1970年代のロックの中にも、ロ−ド・ソングと呼んでもいいような名曲が数多く生まれました。 ここでは、そんな素敵なアメリカン・ロ−ド・ソングにスポットを当ててみたいと思います。 流れ行く先は、もしかしたらあなたの心なのかもしれません。
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1・ オ−ル’55 / トム・ウェイツ おそらく、数あるロ−ド・ソングの中でも名曲中の名曲として語り継がれている傑作でしょう。 哀愁を誘うメロディ、悲しげなピアノの旋律、そしてトム・ウェイツの渋い歌声が私たちを遠い異国へといざないます。 ここには、流離うことの男の美学が溢れているのではないでしょうか。 酒を飲みすぎて声を枯らしてしまったトム・ウェイツの人生そのものが、まるでロ−ド・ソングのように波乱に満ちており、そのことがなお一層の哀愁を誘います。 一般的にはイ−グルスのバ−ジョンの方が有名なのですが、オリジナルはもちろんこちら。 これまた名作中の名作といわれているアルバム、クロ−ジング・タイムの中の1曲です。 遠くへドライヴする時に携えると最高ですよ。 |
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2・ イエロ−・リバ− / クリスティ− クリスティ-のイエロ−リバ−は、まるで風のように心の中を駆け抜けた。 そう、クリスティ−は1970年代初頭の想い出の中でも飛びっきりの輝きを放っているのです。 何度聴いても心地よい軽快な旋律とロ−ド・ソング特有の爽やかさ。 そして、とてもいい具合に乾いたヴォ−カル。 それはポップスとして片付けてしまうには余りにも秀逸で華やかな渋さがありました。 今だ再発もCD化もされていない幻の名盤として語り継がれているのですが、どうせここまで再発されないのなら、いっそのこと幻の名盤として永遠に輝いた方がいいのかなと思ったりもします。 |
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3・ ロディ / クリ−デンス・クリアウォ−タ−・リバイバル いつか何処かで会えたなら、きっと昔の話に花を咲かせよう。 それは、過去を懐かしむことだけではなくて、自分の位置を確かめることでもあるのですから。 素晴らしいロ−ド・ソングにはそんな思い入れも許されるのではないでしょうか。 そして、C・C・Rの数ある名曲の中でも、私の中では3本の指に入る名曲中の名曲それがこのロディでした。 ロ−ド・ソングの必要条件は旅心と切なさと哀愁、そして希望が見えること。 その全ての条件を軽くクリア−して、グレイハウンド、ロディ号は今もなお走り続けています。 懐かしい夢を乗せて。 |
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4・ 夜汽車よジョ−ジアへ / グラディス・ナイト&ピップス あるテレビ番組に世界の車窓からという素晴らしいシリ−ズものがありますが、この名曲、夜汽車よジョ−ジアへを一度使って欲しいなあと思います。 汽車の旅というものはただでさえ哀愁を感じさせてくれるのに、それが夜汽車となるともう極めつけのシチュエ−ションではないでしょうか。 グラディスナイト&ピップスのこの歌は彼らの最高傑作であり、ロ−ドソング史上にも残る名曲しての誉れ高い作品でした。 本来のソウルフルな歌い口を極めて押さえ気味にし、切々と歌われるこの歌には、高ぶる想いを押さえきれないような高揚感があります。 |
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5・ 孤独のニュ−ヨ−ク / ハリ−・ニルソン 孤独なハリ−はニュ−ヨ−クの天使。 その孤独さを知る故に人に対する暖かさを決して忘れる事はない。 例え酒に溺れようとも、ジョン・レノンとバカ騒ぎをしようとも彼の瞳は子供の様に澄んでいるのです。 大都会に咲いた吟遊詩人それがハリ−・ニルソン。 今から遠い旅に出る前に、ちょっと酒場へでも立ち寄って、そして大好きなウィスキ−を引っ掛けてから過去へ決別することにいたしましょう。 行く先は多分西の方。 自分の住んでいた街に別れを告げる時、ハリ−・ニルソンのこんな歌が聴こえてきたらきっと涙が止まらなくなってしまうでしょう。 |
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6・ サウスバウンド・トレイン / クロスビ−&ナッシュ 理想と夢を追いつづけていた1960年代。 やがて現実の壁に押しつぶされながらも、崩れた幻想をすくい上げようとしていた1970年代。 そんな若者達の傷ついた心を癒してくれたのはクロスビ−&ナッシュの優しく、美しいハ−モニ−と風のような歌。 そこには現実と対峙しながらも過酷な運命を乗り越えてきた男達の優しさが息づいていたのです。 そして、飛びっきり饒舌な2人のメロディ−には希望を抱かせてくれる想いが宿っていました。 サウスバウンド・トレインは今も走り続けているのです、私達の夢を乗せて。 |
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7・ テネシ−・ワルツ / パティ・ペイジ この世の中に永遠なんてものは存在しないのでしょうか。 多くの出会いが生まれ、おそらくはその数だけの別れも生まれてくる。 人はそんな運命に翻弄されながらも、その人の人生を築いていくです。 そう、いつだって、旅立つ日の朝には希望と哀惜の想いが交錯するもの。 悲しい別れがあるからこそ、人は優しくなれるのかもしれませんね。 私たちは、あの懐かしかった日々を想いおこして美しいワルツを踊りましょう。 パティペイジの名曲テネシ−・ワルツにのせて。 |
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8・ 夏、ハイランドフォ−ルズにて / ビリ−・ジョエル デビュ−した頃のビリ−・ジョエルには清楚なまでの初々しさと懐かしさを感じさせてくれる情感があったと思います。 素敵なハイランドフォ−ルズの町では、流れるようなピアノの旋律に誘われてひと夏の想い出が過ぎてゆく。 まるで、流麗な映画のワンシ−ンのように。 誰もが立ち止まり振り返ることになる、ある多感な時期の爽やかさを目いっぱい振りまいて。 そんな風に輝き続けている。 そして、その歌は私たちが無くしてしまった夢が決して幻想ではなかったことを教えてくれる筈です。 |
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9・ ウィ−リン / リトル・フィ−ト |
| 10・ ニュ−オリンズの街 / ア−ロ・ガスリ− | |
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11・ 夜明けのヒッチハイク / ヴァニティ・フェア− 朝もやに煙るハイウェイを風のように走り抜けて遥か彼方の希望へと向って行く。 様々な街の光と影を感じ、ただひたすら遠くを目指して。 そんな爽やかな情景が浮かんで来そうな素敵な口笛のイントロと疾走感ある旋律。 そして、少しばかりの切なさを携えて。 まだ多感な十代だった頃の、深夜放送のラジオから流れてきたこの歌が、夢は手の届くところにあるのだから走り始めなさいと教えてくれた。 数十年と言う時を経て、遠い日々を想うようになってもそれは変わらないけれども、今、私たちが走っているところは一体何処なのでしょう。 |
| 12・ トラヴェリン・シュ−ズ / エルヴィン・ビショップ | |
| 13・ オ−ルド・ディキシ−・ダウン / ザ・バンド | |
| 14・ ロングトレイン・ランニング / ドゥ-ビ−・ブラザ−ス | |
| 15・ ロング・メイ・ユ−・ラン / スティルス・ヤング・バンド | |
| 16・ マサチュ−セッツ / ビ−ジ−ズ | |
| 17・ ゴッタ・ム−ヴ / トム・ジャンス | |
| 18・ ワン・フォ−・ザ・ロ−ド / ロニ−レイン&スリム・チャンス | |
| 19・ ジョ−ジア・オン・マイ・マインド / ホ−ギ−・カ−マイケル | |
| 20・ ビロクシ / ジェシ・ウィンチェスタ− | |
| 21・ 500マイルも離れて / ピ−タ−、ポ−ル&マリ− | |
| 22・ スウィ−ト・ホ−ム・アラバマ / レ−ナ−ド・スキナ−ド | |